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教育を「止めない」 三島の教員、休校の小中生を動画でサポート

(2020/4/30 20:00)
休校中の生徒に向けて理科の実験の動画を撮影する教員=4月中旬、三島市立南中
休校中の生徒に向けて理科の実験の動画を撮影する教員=4月中旬、三島市立南中

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い小中学校の休校措置が続く中、三島市の教員が理科の実験などを撮影した動画を発信し、自宅にいる児童生徒の学習をサポートしている。校長や担任の先生がメッセージを定期的に送り、子どもとのつながりを継続しようとする学校も。「教育を止めない」を合言葉に、各校は知恵を絞っている。
 生卵とゆで卵、斜面を転がしたらどっちが速い? 市立南中では「理科部からの挑戦」として理科教諭が生徒に出題し、答えを翌日の動画で紹介する。実験結果を見た上で生徒が理由を考える動画もホームページにアップし、リポートにまとめて登校日に提出してもらう。撮影に取り組む渡辺裕介教諭(34)、斎藤茉美教諭(22)は「プリントでは伝わらない動きや驚きが動画にはある。思考力を養ってほしい」と期待する。
 このほか、同校では受験生となる3年生向けに国語や数学、英語などのリモート学習をオンラインで行い、課題を出して質問を個別に受け付ける。各教科部会でも教諭がアイデアを出し合うなど「今何ができるか、教員の創作意欲が高まっている」と野口厚校長(58)。市内では5月31日までの休校延長も決まり、「生徒が楽しめるよう次なる手を考えたい」と意気込む。
 市立徳倉小では2学年ごとに担任の教諭が動画を撮影し、「元気にしていますか」「今できることにチャレンジしてください」など児童へのメッセージを毎日送っている。金曜日には事前に作ったビンゴカードの数字を発表するなどレクリエーションも交え、子どもと学校のつながりを保とうと工夫を凝らす。西島哲治校長(57)は「楽しみに見てもらい、少しでも子どもの不安を和らげられれば」と思いを語った。

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