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静大将来構想協議会が初会合 再編・統合議論、否定的な声相次ぐ

(2020/1/30 08:47)
浜松医科大との法人統合・大学再編案について説明する静岡大の石井潔学長(奥)=29日午後、静岡市内
浜松医科大との法人統合・大学再編案について説明する静岡大の石井潔学長(奥)=29日午後、静岡市内

 静岡大と静岡市は29日、浜松医科大との法人統合・大学再編の在り方などを議論する「静岡大学将来構想協議会」の初会合を同市内で開いた。静大の石井潔学長が静岡、浜松両地区の2大学に再編する現行案の概略を説明したが、委員からは「1法人1大学ではなぜダメなのか」「小さな総合大学となり、多様性が失われる」などと否定的な声が相次いだ。
 協議会は、1法人複数大学制度の活用に際して、地元自治体などの理解を十分に得た上で進めるよう求めた文部科学省の通知を踏まえ、静大側が静岡市に設置を申し入れた。同市の副市長や同大副学長、市自治会連合会長ら11人で構成。複数回開催し、意見を集約する予定。
 意見交換で、県立大の今井康之副学長は情報技術の進展で国内外の他大学と結びつきが広がっている現状を挙げ、「大学を地域でまとめることが本当に良いことなのか、と少し思う」と問題提起した。静岡商工会議所の松永秀昭常務理事は「静岡地区のメリットが分かりにくい」としてより具体的な説明を要望した。
 石井学長は終了後の取材に対し、現時点で統合・再編スケジュールを遅らせる考えはないとし、新大学の名称や新法人本部の場所は「協議会の(議論の)ある程度の方向性が出るのを見ながら決めた方が良いのかなと思っている」と述べた。

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