静岡新聞NEWS

松崎小児童が防災キャンプ 1泊2日で真冬の避難所生活

(2020/1/7 08:51)
玉木さん(左)の説明を受けながら非常食「アルファ米」作りに挑戦する児童=松崎町
玉木さん(左)の説明を受けながら非常食「アルファ米」作りに挑戦する児童=松崎町

 松崎町教委はこのほど、有志で集まった松崎町立松崎小の6年生9人を対象に1泊2日の日程で防災キャンプを開催した。真冬の避難所生活を通じ、電気や水道が使えない生活環境の不便さや共同生活の難しさを体験し、防災意識向上を図る狙い。
 防災キャンプは町が避難所指定している同町道部の勤労者体育館で実施した。講師は県防災士の深沢準弥町教委事務局長(52)と玉木優吾(38)さんが務め、東日本大震災の被災地や台風19号で被害を受けた長野県長野市の避難所の様子を紹介。障害者、幼児に対する配慮の必要性やプライベート空間確保が困難であることなどを解説した。
 今回、町教委は大規模災害を経験したことのない子どもたちに、自然災害から自分の命や生活を守る方法を考えてもらおうと防災キャンプを初めて企画。深沢事務局長は防災力を高めるには想像力を働かせることが重要と指摘。「避難所生活の苦痛さを味わうことで子どもたちの災害への危機意識が芽生える」と意義を強調する。
 児童らは実際に町が備蓄する非常食「アルファ米」で空腹を満たし、簡易トイレの使い方も学んだ。夜は気温10度以下の中、災害救助用毛布を使って一夜を過ごした。
 児童(12)は「冷暖房設備や電気が自由に使える生活環境が一変した。当事者になって初めて食料や衣類備蓄の重要性が認識できた」と話す。
 玉木さんは「命を救うため備蓄準備と早めの避難を徹底してほしい」と呼び掛けた。

教育・子育ての記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿