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伊東3高校再編、集約に地元同意 県教委、教育課程策定着手へ

(2019/11/6 07:25)
伊東市内の県立3高校再編で県教委案に同意した地元説明会=10月29日、伊東高
伊東市内の県立3高校再編で県教委案に同意した地元説明会=10月29日、伊東高
伊東市内3高校の再編を巡る今後のスケジュール
伊東市内3高校の再編を巡る今後のスケジュール

 伊東高、同校城ケ崎分校、伊東商高の再編計画を巡り、3校と同分校内にある東部特別支援学校伊豆高原分校を伊東商高に集約するとした県教委の案に先月、地元関係者が同意した。県教委はこれを受けて2023年度の開校に向け、学科や教育課程づくりを早急に進める。ただ、ここに来て新校舎の完成が23年度当初に間に合わないなど新たな課題が浮上し、川勝平太知事の諮問機関が3校集約に異論を唱えるなど火だねもくすぶる。
 「地元要望を再編計画に十分落とし込んでもらいたい」。伊東市内で10月29日に行われた説明会。地元選出の県議が説明会の内容を総括し、地元として県教委案に同意した。1年以上重ねた議論が決着した瞬間だった。
 開校年度まで残された時間は少なく、県教委は教育方針や教育課程の大枠を固めて20年度当初予算案に関連予算を盛り込む方針。新入学生の学校選択に直結するため、保護者や学校関係者の関心は高いが、まだ概要は示されていない。現在、中学2年で新高校開校時に高3となる子を持つ母親(46)は「現状では新高校を選択肢に入れるのは難しい」と語り、市外への進学を検討する。
 県教委は、説明会で23年度当初には新校舎の完成が間に合わないと明らかにした。新高校のカリキュラム自体は年度当初から始めるとして理解を求めた。
 また、22、23年度の工事期間は生徒の安全や授業への支障を考慮し、伊東商高の生徒は伊東高に仮移転させる方針。現在の中3生は伊東商に進んでも、高校生活を伊東高で終えることになる。
 一方、川勝知事の諮問機関「地域自立のための『地域づくり・人づくり』実践委員会」は、芸術活動が盛んな城ケ崎分校を現在地に残すよう求めている。実践委に決定権はないものの、一定の発言力を有する。県教委の鈴木一吉教育部長は「地元の同意が得られ、一定の方向性が出てよかった。実践委の意見も参考にしながら、魅力ある学校づくりを進める」と話し、理解を得ていく姿勢を示す。

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