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いじめや不登校、解決を支援 松崎町教委「子どもを知る会」

(2019/10/9 16:10)
児童生徒の不登校やいじめ問題への解決策などを議論するスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー=9月中旬、松崎町役場
児童生徒の不登校やいじめ問題への解決策などを議論するスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー=9月中旬、松崎町役場

 松崎町教委が2019年度、いじめや不登校、家庭環境問題の解決策を探る「子どもを知る会」をスタートした。教員の多忙化で児童生徒全員への細かな配慮に限界があることを踏まえ、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、養護教諭、幼稚園長ら中心の構成とした。「県内では先進的な取り組み」(県教委関係者)という。保護者や子どもたちから寄せられた悩み相談などの対策を話し合い、児童虐待や自殺を未然に防ぐ。
 「夏休み明けに男児の欠席が数日間続いた。保護者に連絡して事情を聴く必要があるかも」「最近、女児の忘れ物が頻繁。家庭で保護者の目は行き届いているだろうか」-。9月中旬に開かれた子どもを知る会の会合。学校での様子や保護者から受けた相談内容について説明があった。メンバーは悩みの背景や問題点、保護者への持続的なアプローチについて意見交換した。
 同町ではこれまで、小中学校の校長、生徒指導教諭を中心に、要保護児童対策協議会やいじめ問題対策協議会で子どもへの配慮について協議してきた。ただ、教職員が児童、保護者と面談したり、児童相談所や町の福祉課と連携を図ったりするには専門的知識や時間が必要で、学校現場の多忙化に拍車を掛ける要因となっていた。
 その改善策として、精神心理ケア専門のスクールカウンセラー、福祉相談業務を担うスクールソーシャルワーカーが学校と家庭、行政の3者の間に入り、迅速かつ適切な対応を目指すことになった。同会は町の生活支援制度活用や専門医の紹介なども想定している。
 町立松崎小の鈴木徹弥校長は「家族形態や生活環境が多様化し、子どもの心理状態も変化しやすい。一方で、クラス担任の目の行き届かない部分もある」と現状を訴える。佐藤みつほ町教育長は「関係機関が連携を密にして、子どもたちを守るためのサポート体制を構築したい」と話す。

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