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静岡大、浜松医科大統合・再編へ連携協議会が初会合

(2018/7/24 08:10)
初会合で顔を合わせた両大学の役員ら=23日午後、浜松市中区
初会合で顔を合わせた両大学の役員ら=23日午後、浜松市中区
静大、浜医大の共同大学院「光医工学共同専攻」の開設記念式典=23日午後、浜松市中区
静大、浜医大の共同大学院「光医工学共同専攻」の開設記念式典=23日午後、浜松市中区

 静岡大と浜松医科大は23日、法人統合と大学再編による1法人2大学制への移行を検討する連携協議会の初会合を浜松市中区で開いた。議論の進め方や検討事項を協議し、3分野の専門委員会を設置して具体的な協議に入ることを決めた。会合は非公開。次回は9月に開催する予定。
 協議会は両大学・法人の役員計10人の委員で構成する。
 会合後に報道陣の取材に応じた両学長によると、法人が担う業務や各大学の業務などに分けて課題を整理した。専門委員会は、事務を含めた全体組織、教育、研究の3分野で設置する。専門委員会の下に、必要に応じて実務者による調整会議を設け、具体的な問題点の抽出や解決に向けた検討を重ねていく。
 石井潔静大学長は「新法人、大学の名称は最初に決めなければいけない」との認識を述べた。他地域で協議される法人統合に加え、両大学では地域別の新大学設置も議論になるため、教養教育や国際連携、地域・産学連携の部門の新体制が大きな検討課題との見通しを示した。
 今野弘之浜医大学長は「とても建設的な雰囲気の話し合い」と初会合の感想を述べ、「このペースで行けば、最初に想定した日程での実現が可能」と年内での再編の可否決定に自信を見せた。
 両大学は運営法人を統合し、現在の浜医大と静大浜松キャンパスによる新大学と、静大静岡キャンパスによる新大学を設置する1法人2大学体制へ移行する構想を描く。同協議会は月1回程度の会合を重ね、最短で2018年内に法人統合・大学再編の可否を決定。21年度に新体制への移行を目指している。

 ■「光医工学の人材育成」 共同大学院が開設式典
 センサーやレーザーなどの光技術を医療に応用する人材の育成を目指し、静岡大と浜松医科大が本年度からスタートさせた博士課程の共同大学院「光医工学共同専攻」の開設記念式典が23日、浜松市中区で開かれた。
 光技術を活用した医療は患者の被ばくが少なく、人体を傷つけずに治療や診療ができるなどメリットは多い。式典であいさつした静大の石井潔学長は「イメージング技術を中心とした光技術を医療に応用し、医工学の研究推進と高度専門人材の養成を進めていく」と強調した。浜医大の今野弘之学長は、浜松で広がる産学連携のネットワークに触れ、「21世紀が抱える介護医療、高齢化などの諸問題に対応できる人材を輩出する。新たな医療のプラットフォームを提案したい」と語った。
 両大学によると、光医工学を専門とする大学院は全国初。学生8人が静大浜松キャンパスと浜医大を行き来し、専任教員15人から指導を受ける。3年間の課程を修了すると、両大学連名の学位「光医工学博士」が授与される。

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