静岡鉄道の新社長、川井氏が決意 資産の選択と集中で財務強化

 静岡鉄道(静岡市葵区)は25日、川井敏行専務(56)が4月1日付で社長に就くトップ人事を正式発表した。川井氏は静岡市葵区で記者会見し、新型コロナウイルス禍で収益環境が悪化する中で、「グループ資産の選択と集中を図り、財務体質を強化する」と決意を語った。

次期社長の川井敏行氏(右)と、今田智久氏=25日午後、静岡市葵区
次期社長の川井敏行氏(右)と、今田智久氏=25日午後、静岡市葵区

 自動車販売、スーパーマーケット、交通といったグループの事業の統廃合、協業を強化し、新たなビジネスモデルを構築していく考えを示した。自動車販売会社「トヨタユナイテッド静岡」は店舗の統合などで営業力強化を図り、静鉄ストアは消費者に寄り添った店舗開発に取り組む。交通事業はニーズに合わせた次世代交通サービス「MaaS(マース)」の実装化を進める。
 川井氏は「新しいサービスや感動を提供できる事業やまちづくりを展開していきたい」と抱負を述べた。
 2015年から6年社長を務めた今田智久社長(64)は、トヨタユナイテッド静岡の会長に就く。川井氏について「社員とコミュニケーションを図るのが上手。イノベーションを起こせる人材」と手腕に期待した。
 酒井公夫会長(66)は代表権を持った会長職にとどまる。
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 川井敏行(かわい・としゆき)慶応大卒。東京急行電鉄勤務(現東急)を経て1995年静岡鉄道入社。静鉄観光サービス社長などを経て15年から専務兼静鉄プロパティマネジメント社長。静岡市葵区出身。

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