静岡県東部の8JA、合併予備契約 22年春「富士伊豆農協」へ

 静岡県東部の8JAは24日、2022年4月1日の合併に向けた予備契約に調印した。各JAが3月10日に開く臨時総代会で契約を議案として諮る。承認されれば、組合員数や貯金残高などで県内最大、全国でも有数の規模の「富士伊豆農業協同組合」の誕生が決まる。

合併予備契約に調印した県東部8JAの組合長ら=24日午後、沼津市
合併予備契約に調印した県東部8JAの組合長ら=24日午後、沼津市

 合併を目指しているのは、伊豆太陽、三島函南、伊豆の国、あいら伊豆、なんすん、御殿場、富士市、富士宮の8JA。予備契約への調印で、各JAの経営陣が合併への意思を正式に表明したことになる。
 合併すれば、19年度実績の合計で、貯金残高は約1兆8千億円、長期共済保有高は約3兆9千億円とともに全国2位、組合員数は約16万6千人と全国3位のJAとなる。
 生産者の高齢化や担い手の減少など、農業を取り巻く状況が厳しくなる中、県東部にある全ての総合農協が合併して経営基盤を強化する。県東部には、イチゴや茶、かんきつ類、ワサビなど多種多様な農産物があり、各JAが強みとする営農指導のノウハウなどを結集して、生産力や品質の底上げを図る。
 沼津市内で開いた調印式では、各JAの組合長と、合併委員長を務めたJAなんすんの鈴木道也会長の9人が、予備契約書に署名、押印した。鈴木会長は「8JAが経営資源を持ち寄り、より健全で強固な経営基盤を構築していく。業務拡大を進め、新たな担い手の確保、販路の拡大、組合員の所得向上などに取り組む」と決意を述べた。

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