静岡県の荒茶生産量、過去最低 2位鹿児島との差が縮小

 農林水産省が19日発表した2020年茶の生産統計によると、静岡県の荒茶生産量は、前年比15%減の2万5200トン、全国シェアは3ポイント低下の36%と統計の残る1959年以降でいずれも過去最低となった。都道府県別で生産量1位を維持したものの、2位の鹿児島県との差は1300トンまでに縮まった。

静岡、鹿児島両県の荒茶生産量推移
静岡、鹿児島両県の荒茶生産量推移

 国内合計は15%減の6万9800トンと全国的に減産となった。主な産地は鹿児島2万3900トン(前年比15%減)、三重5080トン(14%減)、宮崎3060トン(13%減)など。
 20年シーズンは、春先の冷え込みなどの天候不順に加え、新茶商戦と新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が重なってリーフ茶の需要が低迷した。取引が振るわず、減産に拍車が掛かった。
 JA静岡経済連のまとめによると、1キロ当たりの平均単価は一番茶が1760円(104円安)、二番茶555円(54円安)、四・秋冬番茶323円(13円安)と年間通して過去最低を更新した。
 生産統計調査は昨年12月、全国の荒茶工場1277カ所を対象に行い、1065工場から回答を得た(回答率83・4%)。

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