有効求人倍率1・04倍 静岡県内の2020年平均

 静岡労働局が29日まとめた2020年平均の静岡県内有効求人倍率は1・04倍で、前年に比べ0・53ポイント低下した。リーマン・ショック後の09年の0・62ポイントに次ぐ下げ幅となった。新型コロナウイルス感染拡大で宿泊や飲食、労働者派遣を中心に求人が大幅に減少し、雇用情勢の急速な冷え込みにつながった。

静岡県内と全国の有効求人倍率の推移
静岡県内と全国の有効求人倍率の推移

 同日発表の20年12月の県内有効求人倍率(季節調整値)は前月と同水準の0・96倍で、7カ月連続で1倍を下回った。谷直樹局長は「新型コロナウイルス感染再拡大や、Go To トラベルの一時停止などを受け、宿泊や飲食を中心に前月まで続いた雇用の持ち直しの動きに足踏みがみられた」とした。
 同月の有効求人数は前月比0・3%減の5万6421人。有効求職者数は0・4%減の5万8875人で8カ月ぶりに減少した。コロナ禍の先行き不透明感から転職や求職活動を控える動きが求職者減につながっているという。ハローワークを通じた就職件数は前年同月に比べ15・3%減少した。
 業種別の新規求人は、宿泊業が前年同月比44・8%減、飲食業が20・0%減、職業紹介・労働者派遣業が60・9%減とマイナスが目立った。製造業は21・7%減で25カ月連続のマイナスとなったが、自動車関連部品の需要回復を受け、前月に比べて減少幅が縮小した。建設業は6・9%増で2カ月ぶりに増加に転じた。

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