日銀静岡支店、1月景気判断据え置き 生産・輸出は堅調

 日銀静岡支店は22日発表した1月の静岡県内金融経済動向で、景気の全体判断を「新型コロナウイルス感染症の影響から引き続き厳しい状態にあるが、持ち直している」として前月から据え置いた。生産や輸出は堅調に推移しているが、感染「第3波」の影響で飲食や宿泊などのサービス関連消費が悪化している。

日銀静岡支店1月県内金融経済動向
日銀静岡支店1月県内金融経済動向

 野見山浩平支店長は11都府県に発令された緊急事態宣言に関し「首都圏からの観光客が減っていることに加え、発令地域に挟まれている緊張感が経済活動や消費行動にマイナスの影響をもたらしている可能性がある」と指摘した。
 個人消費は家電製品や日用品、新車販売が好調な一方、飲食・宿泊といった対面型サービスは厳しい状況が続き、ばらつきが大きい。
 旅館・ホテルの宿泊客数は9カ月ぶりに下方修正した。政府の観光支援事業「Go To トラベル」の一時停止を受け、キャンセルが相次いだ。コンビニエンスストア売上高はスーパーやドラッグストアに客が流れ、弱めの動きとなっている。
 生産は「全体としては増加している」として判断を据え置いたが、食料品は外出自粛の影響を受けて外食向けや土産物が低調だった。世界的な半導体不足で自動車や電気機械、楽器など幅広い分野で調達が難しくなっている。現在は在庫で対応しているため影響は軽微だが「長期化すれば減産を余儀なくされる」との懸念が広がっているという。

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