家康公お手植えミカンをジャムに 静岡・葵区の工房

 静岡市葵区の「コンフィチュール工房ロサ・マリー」が、県の天然記念物に指定されている「家康公お手植えのミカン」を使ったジャムを開発して販売を始めた。工房を営む望月佐朋子さん(64)は「400年も静岡の歴史を見てきたミカンの木。市民として誇りを持ち大切にしていきたい」と思いを語る。同区の静岡伊勢丹で、26日まで販売している。

「家康公お手植えのミカン」を使ったコンフィチュールなど=静岡市葵区の静岡伊勢丹
「家康公お手植えのミカン」を使ったコンフィチュールなど=静岡市葵区の静岡伊勢丹

 開発したのはミカンにユズを加えたマーマレードとミカンのマーマレード、内側の皮「ほろ」まで使ったコンフィチュールの3種で、香りや皮の苦味、食感を生かした商品に仕上げた。パンに付けたり、ヨーグルト、紅茶に混ぜたりするなど幅広い楽しみ方があるという。価格は税込み千~1200円。
 市の家康ミカン活用事業の一環。本年度は同区の茶業者「マルヒデ岩崎製茶」と同区のチョコレート専門カフェ「Conche(コンチェ)」も商品開発を進めている。
 「家康公お手植えのミカン」は、大御所時代の徳川家康が紀州(和歌山県)から献上された鉢植えミカンを駿府城本丸に移植したと伝えられている。

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