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静岡県内倒産、微増の203件 コロナ禍でも支援策で抑制

(2021/1/14 10:14)
静岡県内の年別企業倒産状況
静岡県内の年別企業倒産状況

 民間信用調査会社の東京商工リサーチ静岡支店が13日発表した2020年の静岡県内の企業倒産件数(負債額1千万円以上)は19年比5件増の203件だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う経営環境の悪化で急増する懸念もあったが、政府の資金繰り支援などが奏功し過去10年で2番目に少なかった。コロナ関連倒産は30件だった。
 負債総額は54・9%減の304億600万円。負債額1億円未満が全体の65%を占め、小口倒産が目立った。負債額10億円以上の大型倒産は負債額39億円の印刷業イズミプロセス(静岡市)など4件だった。業種別はサービス業が最多の65件。このうち飲食業は22件となり前年から倍増した。外出自粛や休業要請などが直撃した。製造業は55件、建設業は31件だった。地区別は東部67件、中部73件、西部63件。
 民間金融機関による実質無利子・無担保融資などの緊急支援で倒産は抑制されたが、新規感染者数の増加で先行きには不透明感が漂う。同支店の担当者は「追加資金を必要とするケースもあり、財務体力の乏しい企業を中心に倒産が増える可能性が高い」と指摘した。
 静岡商工データの集計によると、倒産件数は10件減の193件、負債総額は56・9%減の301億6325万円だった。
 同時に発表した20年12月の倒産件数と負債総額は、東京商工リサーチが19件(前年同月比7件増)、19億4200万円(同95・2%減)、静岡商工データが14件(同3件減)、15億5600万円(同96・5%減)だった。

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