焼津港の水揚げ額日本一 412億円、5年連続
(2021/1/10 16:30)-
焼津市の焼津港(小川港含む)の2020年水揚げ額は412億円(税込み、速報値)で、前年と比べ37億円(8・3%)減少したものの、全国の主要漁港の中で5年連続で最高だった。水揚げ量は15万3500トン(前年比10・8%減)で全国3位。全国の漁協を調査した青森県八戸市や焼津市への取材で9日までに、分かった。
水揚げ量ベースで、焼津魚市場(焼津港)が14万4400トン、小川魚市場(小川港)が9100トン。焼津港の魚種別の主な内訳は、マグロ類5万4400トン、カツオ8万9100トンだった。
マグロは前年と比べ、キハダとミナミマグロの減少が目立った。一方、ビンナガは前年の3倍に増え、メバチも増加した。カツオは海外まき網船、遠洋一本釣り船とも減少し、水揚げ好調だった前年から約2割落ち込んだ。
新型コロナウイルスの世界的なまん延で出漁できなくなるなど、遠洋漁業は苦戦を強いられた。
小川港は主力のサバが前年比8・8%減の7100トン、イワシ類が7・3%減の1400トンなど。
水揚げ量の全国1位は千葉・銚子で27万1800トン。2位は北海道・釧路の19万1千トンだった。
静岡経済の記事一覧
- 冬のボーナス減少67% コロナ直撃、消費影響懸念(2021/1/17 11:35)
- 障害者雇用率最高2.19% 2020年、静岡県内の民間企業(2021/1/17 11:30)
- 利用者減少 ニューウェルサンピア沼津、2月閉館【新型コロナ】(2021/1/16 09:02)
- 大興製紙(富士)更生法申請 負債140億円、土産用の紙袋激減(2021/1/16 08:59)
- バリ取りロボ、町工場の相棒に 浜松3社、産業高度化へ普及組織(2021/1/15 20:05)
- 日本人初の仏「三つ星」シェフ 虎屋と組み、御殿場に国内初出店(2021/1/15 10:56)
- 安全教育の場 地域に広く 明電舎、沼津の研修施設を開放(2021/1/14 19:30)
- 熱海のホテル、春に開業延期 コロナ感染拡大(2021/1/14 12:30)
- 静岡県内倒産、微増の203件 コロナ禍でも支援策で抑制(2021/1/14 10:14)
- 春華堂「うなぎパイ」減産 コロナで移動自粛、土産需要低迷(2021/1/14 09:10)