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梅、桜、雛… 緊急事態宣言、伊豆の祭りに打撃【新型コロナ】

(2021/1/7 08:30)
「雛のつるし飾りまつり」開幕に向け準備を進める職員=6日午後、東伊豆町稲取の「文化公園雛の館」
「雛のつるし飾りまつり」開幕に向け準備を進める職員=6日午後、東伊豆町稲取の「文化公園雛の館」
「河津桜まつり」会場の木々のつぼみはまだ膨らみかけだが、一部で花が開いていた=6日午後、河津町笹原
「河津桜まつり」会場の木々のつぼみはまだ膨らみかけだが、一部で花が開いていた=6日午後、河津町笹原

 新型コロナウイルス感染拡大で、7日に1都3県を対象にした緊急事態宣言が出れば、伊豆地域の観光地は来訪者の大幅な減少が予想される。河津町の「河津桜まつり」や東伊豆町の「雛(ひな)のつるし飾りまつり」など、宣言期間中や解除直後に開幕を迎えそうな誘客イベントを間近に控え、関係者は対応に頭を悩ませている。
 河津町では、河津桜まつりが2月10日の開幕を目前に控える。現時点で開催予定に変更はないが、6割以上を占める1都3県からの来場客は減少が必至で、既に2月の宿泊キャンセルも出ている。河津温泉旅館組合の鈴木彰治組合長(56)は「開幕までに解除されるといいが、どこまで影響が出るのか見通せない」と苦悩の表情。
 熱海市でも1月9日からの「熱海梅園梅まつり」が目前に迫る。市観光協会の稲村誠事務局長(45)は「街の経済を考えると、中止にできない」と苦しい状況を吐露する。
 東伊豆町の稲取温泉では20日から、「雛のつるし飾りまつり」が開催される。主催する同温泉旅館組合によると、現時点では開催予定だが、12日に役員会を開き、今後の対応を決める。町内では、観光業者以外からの悲鳴も。旅館などに鮮魚を卸す瀬戸尾明宏さん(42)=同町=は「年末年始の売り上げが例年の4割減のところに追い打ちを掛けられた状況。納入業者にも何らかの補償があると助かる」と訴える。
 一方、緊急事態宣言の効果に期待する声もある。伊東温泉旅館ホテル協同組合(伊東市)の磯川義幸専務理事(67)は「短期間で感染者数を減らし、桜が咲く時期には観光客を迎えられるようにしてほしい」と願う。

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