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後継者不在が過去最高 静岡県内企業60%、コロナ禍で上昇懸念

(2020/12/31 11:30)
静岡県内企業の後継者不在率推移
静岡県内企業の後継者不在率推移

 民間信用調査会社の帝国データバンク静岡支店がまとめた県内企業調査によると、後継者が不在の企業の割合は前年比1・9ポイント上昇の60・7%と、2011年の調査開始以降で最も高くなった。同支店は「新型コロナウイルス禍で先行きが見通せない中、後継者不在率はさらに上昇する可能性がある」と指摘した。
 10月時点で分析できる県内企業約7400社を対象に調査した。不在率の増加は3年ぶりだが、全国平均の65・1%は下回った。
 代表者の年代別に不在率をみると、60代が40・9%、70代32・6%、80代以上32・5%と、高齢になっても後継者が定まっていない企業が目立った。60代以上の不在率はいずれも前年を上回った。
 業種別は建設業が70・4%で最も高く、不動産業65・7%、サービス業64・3%、小売業63・0%が続いた。
 事業承継した企業で先代経営者との関係性を調べたところ、「同族承継」が44・8%を占め、全国平均の34・2%を大きく上回った。「内部昇格」は28・4%、社外の第三者が就任する「外部招聘(しょうへい)」は6・5%だった。
 詳細な後継候補が判明している企業は約2900社あり、最も多いのは子供の42・2%。非同族26・7%、親族22・2%などとなった。

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