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GoToイート食事券販売停止、飲食店は打撃懸念 静岡

(2020/12/1 12:26)
飲食店が並ぶ静岡市中心部の繁華街。GoToイートの食事券が使える店も多い=30日午後、静岡市葵区
飲食店が並ぶ静岡市中心部の繁華街。GoToイートの食事券が使える店も多い=30日午後、静岡市葵区

 新型コロナウイルスの急速な感染再拡大を受けて、静岡県が1日からの新規販売停止を決めた「GoToイート」のプレミアム付き食事券。年末の需要期に向けて積極利用を促してきた飲食関係者からは30日、打撃を懸念する声が上がった。一方で、流行に歯止めがかからない現状を踏まえ、冷静な受け止めも目立つ。
 「販売停止が決まってからキャンセルが増えた。外食してはいけない雰囲気になるのが一番怖い」。静岡市内の日本料理店経営者は危機感を募らせる。
 県内で販売が始まったのは10月26日。県飲食業生活衛生同業組合静岡支部の高橋誠支部長は「既に流通している券がある。当面は大きな変化はないだろう」と見通す。新型コロナの「第3波」については「感染の広がりは見通せず、先々のことを考えても仕方がない」と淡々と口にした。
 県内で発行が予定されている食事券は、額面合計で約156億円。このうち、県商工会連合会などの事務局が通称「青富士券」として56億円分、県商工会議所連合会などが「赤富士券」として100億円分を販売する。
 両事務局によると、青富士券は30日までにほぼ完売した。赤富士券は流通量を調整してきた経緯から、販売済みは約30億円分。残り70億円分は12月中旬から郵便局とファミリーマートで2次販売する計画だったが、白紙になった。「もし販売停止が長引けば、販売期限の延長を国に相談するなどの検討が必要になる」(担当者)としている。
 県は、20日ごろに販売再開の可否を判断する方針。「手元の食事券を慌てて使ってしまおうとする雰囲気になれば、密集を招いて逆効果。少人数での利用は問題ない」(経営支援課)として、流通済みの食事券の利用自粛は呼び掛けない。

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