援農隊がダイダイ収穫 正月飾り用、伊東でツアー
(2020/11/29 13:00)-
全国農協観光協会とJAあいら伊豆は28日、伊東市宇佐美で収穫体験ツアー「ダイダイ援農隊」を行った。同JA特産の正月飾り用ダイダイの収穫作業を、首都圏などから訪れた7人が楽しんだ。
援農隊ツアーは同協会が20年以上続けていて、同JAでの実施は2度目。伊東、熱海地区では江戸末期からダイダイが栽培され、正月飾り用は日本一の出荷量を誇る。
参加者は農家3軒に分かれ、黄色く色付き始めた実を、枝と葉を付けた形で丁寧に収穫した。川崎市から夫婦で訪れた会社員男性(46)は「援農イベントに興味があり初めて参加した。他のかんきつ類との違いや栽培の苦労など知らなかったことを聞けてよかった」と話した。
正月飾り用は11月中旬から約1カ月の短期間で全て収穫して出荷する必要があり、生産者が高齢化する中で負担が大きくなっているという。勝又俊宣組合長は「収穫に人手が必要なので援農隊はありがたい。JAの活動をPRするためにも、受け入れを継続したい」と話した。
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