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ウナギ稚魚10年で最多 浜名湖で試験採捕、好漁期待

(2020/11/27 11:45)
シラスウナギの試験採捕数
シラスウナギの試験採捕数

 養殖用の「シラスウナギ」漁の解禁を前に、静岡県は11月、浜名湖で試験採捕を実施した。11~25日の3回、湖内2カ所で網を仕掛け、豊漁だった前年の4・2倍に当たる計55匹を捕獲した。試験採捕としては過去10年で最も多いという。
 シラスウナギは絶滅が危惧されるニホンウナギの稚魚。2017年から2年連続で試験採捕数はゼロだったが、19年は計13匹を捕まえた。12月1日解禁の今期漁を前に、関係者の間では「前年に続く好漁が期待できる」(県西部の養殖業者)との声も出ている。ただ、ウナギの生態は不明な点が多く、県は他の魚種と違って漁の予測を出していない。
 県内漁期は4月末までの5カ月間。試験採捕で3年ぶりに回遊を確認した20年漁(19年12月~20年4月)の水揚げは1638キロで前年の3・4倍に増加した。漁師から稚魚を仕入れて育てる養殖業者の養鰻(ようまん)池がいっぱいになり、漁期途中で打ち切った。全国の漁獲量も前年の4・6倍に当たる17・1トンに急回復した。
 ニホンウナギはマリアナ諸島付近で産卵し、ふ化した稚魚が黒潮に乗って日本沿岸にたどり着く。資源保護を目的に養殖量には上限が設けられている。

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