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代替肉の利用広がる 健康や環境配慮、商品化の動き加速

(2020/11/11 17:00)
代替肉を使った米久の冷凍食品。県内で代替肉商品化の動きが加速している=沼津市の同社本社
代替肉を使った米久の冷凍食品。県内で代替肉商品化の動きが加速している=沼津市の同社本社

 大豆など植物性タンパク質を原料にし、食感や形を肉に近づけた「代替肉」の商品化や利用の動きが、静岡県内の食品メーカーやスーパーなどで広がっている。消費者の健康志向や環境意識の高まりを市場拡大の好機とみて、需要の取り込みを狙っている。
 大豆ミートをはじめとする代替肉は低カロリー、低コレステロールで食物繊維が豊富に含まれる。畜産による環境負荷が指摘されていることもあり、世界的に市場拡大している。国内でも今年、大手コンビニ各社が総菜や弁当を商品化するなど、関連商品の市場投入が相次いだ。
 食肉加工大手の米久(沼津市)は9月、マーボー豆腐やギョーザ、ハンバーグなどの冷凍食品7品を発売した。大豆など植物性素材を主原料に、脂肪の口当たりなど細部までこだわって肉を再現した独自の代替肉「エアミート」を使用した。今後も商品を拡充していく方針。
 玉井広之執行役員加工品事業部長は「将来的に食肉の2~3割は代替肉に代わるとみている。エアミートを牛、豚、鶏に続く“第4の肉”に育てたい」と強調する。
 県内にスーパー31店舗を展開する静鉄ストア(静岡市葵区)は本年度から代替肉を使った商品を本格展開している。健康に配慮した商品を増やす戦略の一環で、大豆ミートの唐揚げやメンチカツ、タコライスなどの総菜、弁当を商品化した。
 担当者は「コンビニなどの参入で需要はさらに伸びていく。メニューの幅を広げたい」と説明する。
 藤枝市のレストラン「くるみキッチンプラス」は、2011年の開店当初から大豆ミートをメニューに採り入れ、唐揚げやキーマカレーなどを提供している。社長で管理栄養士の中野ヤスコさんは「食材の一つとして認知度が高まっていると感じる。食事制限があり、肉が食べられない人などでも楽しめる食の選択肢として広まれば」と期待する。

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