静岡新聞NEWS

GoTo商店街で「活気再び」 静岡県内は3団体先陣 飲み歩きと大道芸コラボ、限定カフェ…【新型コロナ】

(2020/10/25 08:52)
飲食店の店主(左)に魅力を聞く大道芸のパフォーマー=23日、静岡市葵区の居酒屋「府中かしわで」
飲食店の店主(左)に魅力を聞く大道芸のパフォーマー=23日、静岡市葵区の居酒屋「府中かしわで」
静岡呉服町名店街の魅力が詰まった逸品カタログ
静岡呉服町名店街の魅力が詰まった逸品カタログ

 新型コロナウイルス感染拡大で売り上げが落ち込んだ商店街を支援する政府の「GoTo商店街」が10月末から、静岡県内でも本格化する。第1弾は静岡おまちバル実行委員会(静岡市葵区)、静岡呉服町名店街(同)、森町商工会(森町)の3団体がまちににぎわいを取り戻そうと、受け入れの準備を進めている。
 「コロナ禍前の2~3割しか客足が戻っていない店もある。大道芸を見ながら静岡グルメを楽しんでほしい」―。おまちバル実行委の中村光太副委員長は、深刻なダメージを受けた飲食店の売り上げアップの支えになればと期待する。
 採択された同委員会の事業は、30日から静岡市内で始まる飲み歩きイベント「オール静岡秋バルウイーク」。同市の秋の風物詩「大道芸ワールドカップ」が中止になったことから、事前に撮影したパフォーマーの演技を参加する約140の各店で楽しむ企画を用意する。飲食店のコースターに記載されたQRコードを開くと、決まった時間限定でパフォーマンスや店の紹介動画が楽しめるシステムだ。
 静岡呉服町名店街は加盟する約80店がそれぞれ自慢の商品やサービスを紹介する「逸品カタログ」(タブロイド判、8ページ)を29日に約26万部発行する。綱島由恵事務局長は「商店街はアフターケアも万全な専門店の集まり。カタログを片手に、直接店を訪ねて魅力を知ってほしい」と話す。一過性に終わらせず、幅広い世代に情報発信するため、ホームページやSNSでも公開する。
 森町商工会は、地元の店舗を巡るスタンプラリーや、特産の次郎柿ワインをPRする期間限定のカフェなど5事業を展開する。同商工会が販売したプレミアム商品券との相乗効果に期待を寄せる。
 政府は「GoTo商店街」の追加参加を広く呼び掛けるが、資金面、運営面などでハードルは高い。
 県中部の商店街で衣料品店を営む店主は「まとまりのある商店街でないと、この短期間では策を練るための話が進められない」と申請を断念した。
 別の商店街の事務局長は「イベントをやりたいが、先立つ資金がないと動けない。補助金は事業後に振り込まれる後払い制。小規模な商店街ほど参加が難しい」と話す。

 <メモ>GoTo商店街事業 新型コロナに対応した国の需要喚起策「GoToキャンペーン」の一つ。まちの活性化につなげる取り組みをする商店街組織、温泉街、飲食街、民間事業者などに1団体当たり300万円を上限に補助する。イベントや商品開発、PR活動が対象事業。複数の団体が連携する場合は、補助を上乗せして総額1400万円以内となる。10月30日から、12月以降に事業を始める団体を募集する。

静岡経済の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿