静岡新聞NEWS

やまぬ風評被害…クラスター発生施設など座談会【新型コロナ】

(2020/10/16 12:03)
風評被害を乗り越えるための取り組みについて意見を交わす望月紳之介社長(右から2人目)ら=15日午後、浜松市中区の手品家浜松店
風評被害を乗り越えるための取り組みについて意見を交わす望月紳之介社長(右から2人目)ら=15日午後、浜松市中区の手品家浜松店

 浜松市中区で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したマジックバー「手品家浜松店」など市中心街の飲食店オーナーや従業員らが15日、コロナに伴う風評被害や誹謗(ひぼう)中傷を克服するための座談会を同店で開いた。意見交換を通じ、感染者らへの差別や偏見解消を目指す「シトラスリボンプロジェクト」に協力する姿勢も確認した。
 ▶感染者数市町別内訳・マップ
 手品家浜松店はクラスター発生後の7月下旬から休業し、9月1日に営業を再開した。座談会には6人が参加し、同店の望月紳之介社長(33)は「従業員はマスクを外さず、飲み物もマスクの下からストローで飲んでいるほど」と感染防止に注意を払っている現状を強調した。手品の道具も客に触れさせない物を選んでいるが、今も店の前で通行人から「手品家だ、怖い」などと言われると嘆いた。
 同店にほど近いラウンジ「フィロ」チーママの山本咲さん(37)は「自分が感染したらと考えれば、差別的な言動はできないはず」と訴えた。焼き肉店「肉亭ゆめさく」の斎藤良尚オーナー(46)は「誰でもいつ感染するか分からない。差別をなくそうという訴えを皆で発信していければ」と声に力を込めた。
 座談会は、三つ輪のリボンを身に着ける同プロジェクト普及に取り組む市内のボランティア団体「こまたす推進プロジェクト」が呼び掛けた。進行役を務めた佐藤光春代表理事(56)は「リボンは市職員や教職員、民生委員にも広がっている。さらなる普及に向けて募金箱の設置店拡大に協力してほしい」と要請した。

静岡経済の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿