内定式、コロナ対策で試行錯誤 完全オンライン、社外開催…

 静岡県内主要企業で2021年春入社予定の学生の内定式が開かれた1日。ことしは、新型コロナウイルス感染対策として、遠隔や開催時間の短縮、社外に会場設営など、式典の開催手法を模索する取り組みが広がった。

内定者の代表4人が出席し、他の内定者にライブ配信したTOKAIグループの内定式=1日午前、静岡市葵区
内定者の代表4人が出席し、他の内定者にライブ配信したTOKAIグループの内定式=1日午前、静岡市葵区

 TOKAIグループは出席する内定者を絞り込み、静岡市葵区で式を開いた。内定者117人のうち県内在住者から4人を選抜し、残りの113人はライブ配信でTOKAIホールディングスの鴇田勝彦社長のあいさつや内定書授与など式典の様子を視聴した。
 「感染対策として選考過程にオンラインを導入したが、リモートでは雰囲気や個性がつかみにくいのが実情」と池谷聡人事採用・研修室長。今後、感染状況を見ながら内定者が実際に集える場も開催する方針という。式に出席した横浜国立大大学院2年の学生(23)=静岡市在住=は「授業も就活もオンラインが主流となっていたので、ようやく社会人になる実感が湧いた。早く同期と交流したい」と話した。
 ヤマハは浜松市中区の本社と全国の内定者55人をオンラインでつなぐリモート形式の内定式を開催した。夜の懇親会もオンラインで行い、各内定者宅へ事前に届けた本県産の名物などを食べながら親交を深めた。ヤマハ発動機や鈴与、静岡鉄道も内定者全員がオンライン参加の内定式とし、トップのメッセージを伝えた。
 実際に学生を集めて開催する企業も。三島信用金庫は例年本店で実施していた内定式会場を三島市内のホテルに移し、時間を短縮して行った。オンライン開催も検討したが「内定者からの『同期同士の交流ができず不安』の声に配慮し、短時間でも実際に内定者が対面できる場を設定した」(人財開発部)という。

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