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世界初開発、船外機で海洋プラ回収 スズキ 21年販売開始

(2020/10/2 09:15)
新開発のマイクロプラスチック回収装置(右)を取り付けた船外機(スズキ提供)
新開発のマイクロプラスチック回収装置(右)を取り付けた船外機(スズキ提供)

 スズキは1日、5ミリ以下の微小なプラスチックごみ「マイクロプラスチック」を回収する船外機用の装置を世界で初めて開発したと発表した。後付け可能な装置として2021年に市販予定。ボートや漁船に取り付ける船外機で簡単に回収できるようにすることで、世界規模での海洋汚染の抑止と環境意識の高揚を目指す。
 船外機は走行中に大量の水をくみ上げてエンジンを冷却する。新開発の装置は、冷却後の排水ホースの内部にフィルターを装着し、ミリ単位の大きさのマイクロプラスチックを回収する。ホース2本で構成し、フィルターにごみが大量に堆積した場合、センサーが感知してもう1本のホースに水を流す。
 マリン技術センター(湖西市)で開発し、既に浜名湖で回収試験を実施した。今後は海外でも試験を行い、性能向上を図る。
 同社は同日、製品梱包(こんぽう)資材に使うプラスチックを削減するプロジェクトも開始した。販売店に発送する船外機部品の袋やフィルムを紙製にし、年間約2・3トンのプラスチックごみを削減予定。船外機本体の梱包材を木や紙に切り替える試験も進めている。2010年から国内外で取り組む海岸清掃も継続し、脱プラスチックと海洋環境保全の啓発強化に努める。

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