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9月景気「持ち直しの動き」 日銀静岡支店

(2020/9/25 11:58)
日銀静岡支店 9月県内金融経済活動
日銀静岡支店 9月県内金融経済活動

 日銀静岡支店は24日発表した9月の静岡県内金融経済動向で、景気の全体判断を「引き続き厳しい状態にあるが、足元では持ち直しの動きがみられる」として上方修正した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で停滞していた経済活動が再開し、個人消費、住宅投資、輸出、生産の個別項目をそれぞれ引き上げた。
 全体判断の上方修正は2年8カ月ぶり。野見山浩平支店長は「企業によって回復のペースにばらつきがあり、明暗が分かれている。今後は企業収益と設備投資の動向がポイントになる」と指摘した。
 自動車の生産が回復し、中国向けの輸出が堅調に推移している。二輪車や化学、楽器も復調しているが、食料品は業務用などが伸び悩んだ。設備投資の先送りや絞り込みを受け、汎用(はんよう)・生産用・業務用機械は回復が遅れている。
 個人消費は百貨店・スーパー売上高や新車登録・販売台数が持ち直し、ホテル・旅館の宿泊客数が伸びた。政府の観光支援事業「Go To トラベル」は高級宿を中心に利用拡大につながっているという。
 有効求人倍率の低下が続く雇用・所得は「悪化している」、設備投資は「減少している」のまま据え置いた。
 企業の資金需要の高まりを受け、県内金融機関の7月末の貸出残高は前年同月比7・0%増と大幅に増えた。増勢は落ち着きつつあるという。

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