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有機抹茶、世界へ 川根本町に加工施設完成 年280トン生産

(2020/9/21 08:51)
完成した有機抹茶加工施設=川根本町青部
完成した有機抹茶加工施設=川根本町青部

 静岡県中西部の茶商や茶農家による共同出資会社「静岡オーガニック抹茶」(川根本町)が昨年10月から建設を進めていた有機抹茶加工施設が20日、同町青部に完成した。海外輸出向けを中心に年間約280トンを生産する。同所で竣工(しゅんこう)式が行われ、同社の杉谷道也代表取締役や鈴木敏夫町長ら関係者約110人が新施設の門出を祝った。
 同社は国内外の有機栽培茶の大規模需要に対応するため、川根本町、島田市、藤枝市を中心に広域で競争力のある生産体制を構築しようと2018年に設立した。国の「産地生産基盤パワーアップ事業」の補助金を受け約20億円で整備した施設は鉄骨一部2階建てで、延べ床面積は4425平方メートル。
 抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)はKAWANE抹茶(島田市)を中心に同市と川根本町、藤枝市の生産者組織が調達し、丸山製茶(掛川市)とカクニ茶藤(静岡市)が輸出を担う。売り上げは年間約8億6千万円を見込む。
 竣工式で杉谷代表取締役は「茶の輸出量が伸びている中で、抹茶の占める割合は大きい。有機抹茶の茶産地として、グローバル産地の形成を実現したい」と期待を込めた。

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