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養鱒場で小水力発電 富士山麓の高低差や湧水活用 富士宮

(2020/9/13 08:45)
養鱒場内に完成した小水力発電所=富士宮市原
養鱒場内に完成した小水力発電所=富士宮市原

 富士宮市原で特産の大型ニジマスを育てる白糸滝養魚場(秋山徳浩代表)は、小水力発電所を養鱒場内に新設した。市などによると、民間企業が養鱒場内で小水力発電を稼働させる形は全国的にも珍しいという。「小水力発電日本一のまち」を掲げる同市では18カ所目となった。
 小水力発電所は最大出力が千キロワット以下の発電施設。富士山麓の高低差と恵まれた湧水に目をつけて2016年ごろから、再生可能エネルギーに詳しい自然環境プロジェクトの小林聖代表らとともに養鱒場での小水力発電の検討を始めた。秋山代表は「持続可能な発展にも合致した新しいビジネスとして興味があった」と振り返る。
 発電所では養鱒場でニジマス飼育に利用していた芝川水系・半野川から水を引き、大半を一度、発電装置を通して養魚場の池に放水し、再び半野川に戻している。半野川の水が水路をたどって筒状の発電装置に流れ込み、スクリューが回ることで発電される仕組み。発電に係る水利権を得て、8月に水路や発電装置などの設備が完成した。
 秋山代表は「子どもたちに環境学習の場としても利用してもらえたらうれしい。災害時の活用も模索していきたい」と語った。

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