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疲弊の静岡県内観光に光 GoTo 10月、東京解禁

(2020/9/12 09:00)
10月以降の誘客が苦戦していた熱海市。観光関係者は、東京都の追加による経済回復に期待する=11日午後、熱海市の平和通り商店街
10月以降の誘客が苦戦していた熱海市。観光関係者は、東京都の追加による経済回復に期待する=11日午後、熱海市の平和通り商店街

 政府の観光支援事業「Go To トラベル」で除外されていた東京都が10月1日から対象に加わる方針が11日、決まった。新型コロナウイルスの影響で疲弊が続く静岡県内の観光地。関係者は地域経済回復の起爆剤として期待を寄せる一方、今も多くの感染者が出ている都内からの誘客に不安もにじませる。
 来遊客の7~8割が首都圏から訪れる伊豆東海岸。熱海市の旅館関係者によると、宿泊予約は9月下旬の4連休までおおむね好調だが、10月以降は厳しいという。旅館「ニューとみよし」の富岡篤美社長(64)は「観光事業者も東京の人も今までかなり我慢していた。これから問い合わせが増えるのでは」と期待感を示した。
 伊東市で旅館「陽気館」を経営する伊東観光協会の稲葉明久会長(56)は「迎える側の不安は相手に伝わる。都内の方が気兼ねなく来訪できるようにしたい」と強調する。そのために重要なのが感染対策。秋の行楽シーズンに向け「誘客と予防を両輪でやっていく」と気を引き締める。
 飲食店などに首都圏客が訪れる御殿場市。市観光協会の芹沢明彦事務局長(56)は「都民が来ればまちは活性化する」と歓迎しつつ、「感染に気付かず来てしまうこともある」との懸念も示す。
 浜松市はクラスター(感染者集団)の発生などが夏の書き入れ時を直撃。宿泊キャンセルなどが相次いだ。対象拡大で来訪者増に期待が膨らむが、感染拡大を警戒する市民感情も根強い。奥浜名湖観光協会(同市北区)の荘司哲事務局長(36)は「地元の人が不安にならないよう感染防止マナーを呼び掛け、双方に寄り添ったおもてなしをしていく」と語った。

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