高校生求人下降1.81倍 来春卒業予定、旺盛な採用意欲に陰り

 静岡労働局が8日までにまとめた来春の高校卒業予定者の求人状況(7月末現在)によると、求人倍率は前年同期比0・48ポイント下降の1・81倍で、過去最高の2・29倍だった前年同期を大きく下回った。新型コロナウイルス感染拡大に伴う業績悪化を背景に、昨年までの企業の旺盛な採用意欲に陰りがみられた。

静岡県内高校卒業予定者の求人・求職状況(各年7月末現在)
静岡県内高校卒業予定者の求人・求職状況(各年7月末現在)

 県内ハローワークで受け付けた求人数は25・7%減の1万2079人。産業別にみると、求人全体の4割を占める製造業の落ち込みが目立ち、前年同月比31・1%減の4960人。全産業で前年を下回り、宿泊・飲食サービス業(57・1%減)や運輸郵便業(27・4%減)、卸・小売業(25・7%減)が大きく下降した。求職者数は6・1%減の6666人だった。
 静岡労働局の谷直樹局長は「新型コロナの影響で求人数が減っているが、水準自体は依然高い。年齢構成バランス維持のため新卒者は確保したいという企業が多い」と話す。
 高校生の就職活動には厚生労働省などが定めるルールがある。本年度の企業への学校推薦は10月5日解禁、採用選考・内定は同16日解禁。新型コロナの影響で、例年より1カ月繰り下げとなった。

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