静岡新聞NEWS

静岡銀行、デジタル化を加速 次世代型店舗や「変革」新部署設置

(2020/7/29 12:30)
ATMと窓口が一体となった次世代型店舗=静岡市清水区の静岡銀行三保支店
ATMと窓口が一体となった次世代型店舗=静岡市清水区の静岡銀行三保支店

 静岡銀行がデジタル化への対応を加速させている。来店客にタブレット端末を操作してもらう次世代型店舗を開設したほか、グループ全体のビジネスモデル変革に向け新たな部署を設けた。新型コロナウイルス禍で注目されるデジタル技術を取り入れ、顧客の利便性向上と業務効率化を両立させる。
 6日に改装オープンした三保支店(静岡市清水区)は現金自動預払機(ATM)と窓口を一体化させた。タブレット端末を配備し、新規口座開設や住所変更、公共料金の口座振替、残高証明書の発行といった手続きができる。入出金は窓口にあるATMで対応。専門の担当者に融資や資産運用の相談ができるテレビ相談端末も設けた。将来的な店舗人員は現在の6人から3人にする計画で、柴田久頭取は「試行段階だが、これで業務が回ればさらに店舗を増やしていく」と話す。
 静岡銀が取り組みを進める背景には、インターネットバンキングの普及や人口減で店舗への来店客数が減少していることがある。新型コロナ対策でキャッシュレス化や非対面取引が進めば、こうした流れはさらに加速しそうだ。捻出した人員は事業承継や経営改善のコンサルティング、相続などニーズが高まっている業務に振り向ける。
 デジタル技術によって新たな価値を生み出す「デジタルトランスフォーメーション」(DX)への対応も進める。6月の組織改定でDX戦略統括室を新設し、人工知能(AI)やデータなどを使ってグループ全体のビジネスモデル変革を推進する。
 柴田頭取は「脱はんこやペーパーレスの取り組みを進めてきたが、新型コロナで背中を押された。組織横断的にデジタル技術を取り入れ、省力化や生産性向上に取り組む」と強調する。

静岡経済の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿