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ブランド農産物、需要低迷 ワサビや和牛1~3割安 静岡県

(2020/7/4 08:51)
静岡県庁
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 静岡県は3日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ワサビや和牛、温室メロンといったブランド農産物の平均単価が6月時点で前年比1~3割程度落ち込んだとする影響調査を県議会産業委員会で明らかにした。業務用や贈答向けが主力の高級食材や花きを中心に需要低迷が長引き、販売価格の回復が遅れている。
 JA静岡経済連など関係団体の販売実績や東京都中央卸売市場の平均単価をまとめた。県農業戦略課によると、ワサビは緊急事態宣言発令後に前年の半値程度まで単価が下がり、6月時点で30%安となった。和牛(雌・A4)は23%安で、「単価はようやく下げ止まったものの、厳しい状況が続いている」とした。
 特産の花きもイベント中止などの影響で販売苦戦が続き、バラは15%安。母の日需要で一時的に回復したが、6月は再び安値傾向となった。
 一方、外出を控えて自宅で過ごす「巣ごもり消費」で野菜や豚肉の売れ行きは堅調に推移し、明暗が分かれている。
 県はコロナ禍で販売不振に苦しむ生産者を支援しようと、通販サイトを活用して農産物を安価で販売したり、牛肉や水産物を学校給食で提供したりする取り組みを進めている。
 一方、農林水産業関連の資金借り入れは「大幅な増加は見られない」という。農業法人の外国人技能実習生の欠員は6月16日時点で14法人22人に上った。

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