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DI過去最大の下げ幅 日銀支店6月短観、34ポイント悪化

(2020/7/2 07:52)
業況判断指数
業況判断指数

 日銀静岡支店が1日発表した6月の県内企業短期経済観測調査(短観、回答271社、回答率99・3%)は、全産業の業況判断指数(DI)がマイナス44と3月の前回調査から34ポイント悪化した。下げ幅は1974年5月の調査開始以降で最大。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の停滞で、県内企業の景況感は幅広い業種で大幅に悪化した。
 悪化は6四半期連続で、リーマン・ショックの影響が深刻化した2009年3月のマイナス51に迫る低水準。下げ幅は27ポイント悪化となった全国よりも大きかった。
 製造業は37ポイント悪化のマイナス56。基幹産業の輸送用機械は世界的な需要の減少や生産調整が響き45ポイント悪化のマイナス67と大きく落ち込んだ。「巣ごもり消費」を取り込んだ食料品は10ポイント改善した。
 非製造業は28ポイント悪化のマイナス31。外出自粛や休業要請の打撃を受けた宿泊・飲食サービスはマイナス100で、全ての回答者が「悪い」と回答した。
 3カ月先の全産業のDIはマイナス39と若干の改善を見込む。ただ、感染の第2波への警戒が続く上、設備投資や住宅投資の落ち込みから建設や不動産などは一段と悪化する見通し。
 野見山浩平支店長は「企業マインドの冷え込みが懸念材料。先行きが見えないとして投資や雇用を抑えれば、経済全体の回復を遅らせる可能性がある」と指摘した。

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