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コロナ融資1300億円 静岡県内9信金、資金繰り支援本格化 静岡新聞社集計

(2020/6/28 07:37)
静岡県内9信用金庫の新型コロナ関連融資状況(5月末時点)
静岡県内9信用金庫の新型コロナ関連融資状況(5月末時点)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、静岡県内9信用金庫が実行した企業向け融資が5月末までの合計で6655件、約1300億円に上ったことが27日までの静岡新聞社の集計で分かった。経済活動の停滞で売り上げが激減するなど、資金繰りが悪化した企業への貸し出しが急増した。
 全信金にアンケートを実施した。融資額が最も多かったのは浜松いわたの383億9700万円。しずおか焼津192億7700万円、静清182億4千万円が続いた。
 融資先は飲食店や宿泊、製造、建設など幅広い業種に及び、先行き不安から手元資金を確保する動きも活発になっている。5月1日からは民間金融機関による実質無利子・無担保融資も始まり、ペースが加速。「リーマン・ショックや東日本大震災といった経済危機を大幅に上回る勢いで伸びている」(県中部の信金幹部)という。必要な資金を迅速に行き渡らせるため、独自の緊急融資を用意する信金も目立つ。
 一方、個人の住宅ローンに関する相談は返済条件の変更などを中心に154件だった。
 東京商工リサーチ静岡支店が5月28日~6月9日に実施した調査によると、コロナ関連の政府の金融支援策を利用した企業は26・0%で、今後利用する可能性があるとした企業も25・4%に上った。今後も資金繰り支援の動きは拡大しそうだ。
 日銀静岡支店の野見山浩平支店長は「資金繰り支援が本格化し、貸し出しも伸びている。倒産が増えることがないように金融面のサポートが必要だ」と話す。

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