静岡新聞NEWS

ラグビーW杯、静岡県経済効果204億円 宿泊、娯楽が押し上げ

(2020/6/24 17:00)
エコパスタジアムがある袋井市など静岡県に204億円の経済波及効果をもたらしたラグビーW杯=2019年9月、同スタジアム
エコパスタジアムがある袋井市など静岡県に204億円の経済波及効果をもたらしたラグビーW杯=2019年9月、同スタジアム

 日本ラグビーフットボール協会は24日、昨秋のラグビー・ワールドカップ(W杯)2019日本大会の経済効果分析レポートを公表した。袋井市のエコパスタジアムで4試合が行われた静岡県の経済波及効果は204億円と算出。県内外、海外から訪れた観戦客らによる宿泊や娯楽サービスへの支出が押し上げた。
 新規需要の発生に伴う直接効果の内訳はインフラ整備・大会運営費が71億7千万円、宿泊21億1千万円、飲食15億8千万円など。他の開催都市と比較すると、静岡県は買い物などでの消費が目立った。
 大会期間中に静岡市と浜松市に開設されたファンゾーンの入場者数は11万3777人で、売上額は2289万7140円だった。
 エコパのチケット販売数は4試合合計で19万589枚。購入者の割合は50%が本県以外の国内、31%が県内。海外(訪日客)は19%で、中止試合を除く大会全試合のチケット販売総数(約172万枚)に対する海外の割合(28%)より低かった。日本代表の試合が組まれたことで、日本人観戦客の比率が高まったとみられる。
 国内全体の経済波及効果は過去最大の6464億円に上った。54%(3482億円)を訪日客による消費が占め、レポートは「メガイベントの経済効果では、インバウンドの取り込みが重要であることを再確認する結果になった」としている。
 開催都市別の経済波及効果は東京都が1757億円でトップ。このほか、大阪府391億円、埼玉県280億円、愛知県120億円など。新設の釜石鵜住居復興スタジアムが会場となった岩手県は105億円だった。
 大会終了後の昨年11月5~27日に、国内外のチケット購入者を対象にアンケートを実施し、10万人以上から寄せられた回答などを基に分析した。

 <メモ>ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会 2019年秋に日本で行われた、世界一を決める4年に1度のラグビーの祭典。9度目の開催で初めてラグビーの伝統国・地域外のアジアで実施され、20チームが出場して9月から11月まで44日間にわたって国内12会場で行われた。途中、台風の影響で1次リーグ3試合が中止となったが、日本代表が初のベスト8に入る活躍などで盛り上がり、チケット販売率は99%に達した。決勝は南アフリカがイングランドを破り3大会ぶり3度目の優勝を飾った。
 

静岡経済の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿