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需要創出へ「和紅茶」生産強化 静岡の茶農家、メーカー連携

(2020/6/11 15:00)
和紅茶づくりのアドバイスをした初会合=9日、静岡市葵区の足久保ティーワークス茶農協
和紅茶づくりのアドバイスをした初会合=9日、静岡市葵区の足久保ティーワークス茶農協

 静岡県と県茶業会議所は、静岡市内の茶生産者、飲料・食品メーカーと連携し、国産の「和紅茶」の商品開発と需要創出に取り組む。緑茶に用いる既存の製茶機械を活用して県産二番茶で紅茶を製造する。市場調査をしながら特徴のある商品を開発して、新たなお茶ファンの開拓を目指す。
 国の補助事業の採択を受け「静岡和紅茶需要創出検討会」を立ち上げ、9日に静岡市内で初会合を開いた。
 参加する生産者はネクト(葵区)、足久保ティーワークス茶農協(同)、ぐりむ(清水区)。メーカーからは藤枝市に工場がある三井農林(東京都)が参画し、2022年度をめどに商品開発につなげる。
 会合では、日本茶業学会前会長で和紅茶に詳しい武田善行氏が「消費者の嗜好(しこう)の多様性から、一定の需要が伸びている」と市場性を解説。実際にメンバーの茶工場で紅茶づくりのノウハウを指導、共有した。
 茶業界は急須で入れて飲む緑茶のリーフ茶需要が減少し、農家所得の低迷が課題となっている。紅茶は、茶生産者の新たな販路としても期待される。武田氏は「和紅茶からお茶への関心を高めることが、緑茶の需要拡大にもつながっていく」と強調する。

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