遠州織物で吸湿冷感マスク 三幸(浜松)、夏場に向け開発 武藤染工の加工生地技術活用

 浜松市南区の繊維製品卸売業「三幸」(長谷川隆是社長)が、吸湿冷感加工の生地を使った遠州織物製のマスクを製造し、10日に予約販売の受け付けを開始する。内側の加工生地の技術は同市中区の武藤染工(武藤真和社長)が提供。両者は間近に迫る夏場に向け3週間弱で開発し、「暑さを和らげる手助けをしたい。業界の励みや振興にもなれば」と声をそろえる。

内側に吸湿冷感加工の生地を使った遠州織物製のマスクを手にする長谷川隆是社長(右)と武藤真和社長=9日午前、浜松市南区の三幸
内側に吸湿冷感加工の生地を使った遠州織物製のマスクを手にする長谷川隆是社長(右)と武藤真和社長=9日午前、浜松市南区の三幸

 吸湿冷感は、水に溶ける際に熱を奪う性質があるキシリトールなどの成分で加工する。息や皮膚からの汗や蒸気が吸収され、生地内の温度を最大で9度下げる効果も試験で証明されているという。
 浴衣加工で技術を使った経験を持つ武藤社長が長谷川社長に共同での開発を提案。三幸の工場で週2千枚を生産できる態勢を整え、100種類近い遠州織物の色柄をそろえた。三幸が4月に始めた通販サイトや新聞販売店などで販売し、旅館にも販路を広げる計画。
 大人用が税別900円、子供用が同700円。問い合わせは三幸<電053(441)3535>へ。

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