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静岡県産一茶、初の1万トン割れも コロナ直撃、単価も最低に

(2020/6/2 07:40)
静岡茶市場 県産一茶取扱量と平均単価
静岡茶市場 県産一茶取扱量と平均単価

 静岡県内産一番茶の取引が1日までに、ほぼ終了した。新型コロナウイルスの感染拡大による新茶販売の苦戦に、天候不順が重なり「記録的減産」だった前年を15~20%ほど下回り、初めて1万トンの大台を割り込む公算が大きい。相場も振るわず平均単価は過去最低となるもようだ。
 静岡茶市場の5月末現在のまとめでは、県内産一番茶取扱量は前年最終実績比18・6%減の77万2024キロと大きく落ち込んだ。1キロ当たりの平均単価も4・0%安の1554円と過去最低を更新した。
 県内産一番茶の約4割を取り扱うJAも同様の傾向で、「20%近い減産、単価も5~10%安」(JA静岡経済連)と見通す。
 農林水産省の生産統計で、19年の一番茶の生産量は1万1千トンだった。今年は8千トン後半から9千トン前半を予想する声が多い。
 今シーズンは最盛期の4月下旬から5月上旬に雨不足と低温が続き、新芽の成長が抑えられた。八十八夜(5月1日)の新茶商戦は、国の緊急事態宣言期間と重なり、販売店はセールができず、客足も伸び悩んだ。
 近く生産が本格化する二番茶も需要が好転する状況は乏しく、不透明感が高まっている。経済連は「二番茶は販路が確保されていないと売れ残るリスクがある」と計画的な生産を呼び掛けている。

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