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リニア静岡工区準備工事 6月再開不可能なら「2027年中の開業難しく」 JR東海社長

(2020/5/30 07:54)
6月中の準備工事再開を訴えるJR東海の金子慎社長=29日午後、都内
6月中の準備工事再開を訴えるJR東海の金子慎社長=29日午後、都内

 JR東海の金子慎社長は29日の定例記者会見で、リニア中央新幹線について「南アルプストンネルの静岡工区の準備工事が6月中に再開できないと2027年中の開業は難しくなる」と述べた。
 金子社長は開業の延期を避けるため、改めて川勝平太知事と早期に面会したい意向を示し「事情を直接説明して理解を得たい」と訴えた。6月中に工事再開できなかった場合、ただちに開業延期を発表するかとの記者の質問には「知事と会ってもいない段階での話は控えたい」と答えた。
 国土交通省の専門家会議での自身の発言については「関係の皆さまの不信を招くことになった。地元との信頼関係を大切に真摯(しんし)に対応し、問題解決が進むようにしたい」と謝罪し、撤回した。発言に抗議していた流域市町と利水関係者へも、川勝知事へと同様に謝罪、撤回する文書を送ると表明した。川勝知事は金子社長の対応を評価し、面会を前向きに検討する意向を示している。
 同社によると、準備工事はトンネル本体工事の前に行うヤード整備や、非常用トンネル、導水路トンネルの入り口付近の樹木伐採や整地を指す。地権者との約束で県の同意が必要になっているという。県の担当者は「再開する準備工事が何を指すのか、JR東海から直接説明を聞かないと具体的によく分からない」としている。県側はトンネル本体工事に直結する工事は現時点で認めない方針。

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