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6割超が公表見送り 静岡県内上場企業21年3月期予想

(2020/5/30 07:33)
静岡県内上場企業の2020年3月期決算
静岡県内上場企業の2020年3月期決算

 静岡県内に本社や主要拠点を置く上場企業30社(29日現在、金融機関と国際会計基準採用企業を除く)の2021年3月期の通期業績予想は、新型コロナウイルス感染拡大による影響額の算定が困難として6割超の19社が公表を見送った。開示した11社のうち5社は純損益が減益か赤字を見込む。新型コロナの感染状況によっては業績が下振れする可能性もある。
 「7~9月期にどれくらい戻るのか読み切れない」。共和レザーの花井幹雄社長は、見通しの難しさを口にする。完成車メーカーの海外生産拠点の稼働状況を注視しながら、細かく生産調整している状況という。
 一方、業績予想を開示した11社の合計は、売上高が前期比2・2%減、経常利益16・4%減、純利益33・9%減。製造業で慎重な見方が目立つ。
 公表した企業のうち、芝浦機械は最終損益が26億円の赤字を見込む。ヤマザキは自動車メーカーの稼働停止などを理由に減収を予想。「(10~12月の)第3四半期以降は徐々に回復に向かう」とした。
 減収減益を予想する焼津水産化学工業は、中期経営計画に沿った事業拡大が困難になったとして、計画自体を見直す。
 非製造業では、20年3月期の売上高、利益面で過去最高を更新した遠州トラックが、工業系貨物輸送の大幅な落ち込みが避けられないとして減益を見込む。
 未公表企業が業績予想を示す時期について、各社は「合理的な算定が可能になった時点で速やかに開示する」としている。

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