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静岡県内上場企業、純益20.9%減 20年3月期

(2020/5/30 07:22)
静岡県内上場企業の純利益の対前年増減率の推移
静岡県内上場企業の純利益の対前年増減率の推移

 静岡県内に本社や主要生産拠点を置く上場企業の2020年3月期決算が29日、ほぼ出そろった。静岡新聞社の集計では、新型コロナウイルス感染拡大などが業績に響き、前年と比較可能な30社のうち純損益が減益か赤字の企業が過半の18社に上った。純利益の合計は前期比20・9%減と大幅に悪化した。
 5月29日現在で金融機関と国際会計基準採用企業を除いて集計した。米中貿易摩擦や新興国市場の低迷、昨秋の消費増税に新型コロナの影響が加わり、売上高は6・8%減、経常利益が28・2%減。生産設備の減損や株価下落に伴う保有株式の評価損が最終利益を圧迫した企業も目立った。
 製造業(19社)は、8割近い15社で純損益が減益か赤字。自動車関連など大半の輸出型企業で業績が悪化した。スズキはインド市場の回復遅れと新興国通貨安、新型コロナによる生産・販売の制約などが影響し、リーマン・ショック時以来11年ぶりの減収減益。一方、はごろもフーズは巣ごもり消費の需要増で前期比2倍以上の純利益となった。
 非製造業(11社)は堅調に推移した。TOKAIホールディングスや、ハマキョウレックスは新型コロナの影響が限定的で過去最高益を更新した。最終減益(赤字化含む)になった企業は、分譲マンション買い控えなどの影響を受けたヨシコンなど3社にとどまった。
 3月期決算の東証上場企業のうち、ASTIと巴川製紙所、電業社機械製作所の3社は6月中の決算発表を予定する。

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