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店と味守る容器に脚光 静岡県内、料理持ち帰りで新たな需要 

(2020/5/14 17:01)
テークアウト用容器の新規注文が相次いでいる芹沢パッケージ。インスタグラムで飲食店のPRにも一役買う=沼津市
テークアウト用容器の新規注文が相次いでいる芹沢パッケージ。インスタグラムで飲食店のPRにも一役買う=沼津市

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で苦境に立つ飲食店がテークアウトサービスに活路を見いだす動きが広がり、持ち帰り用容器の需要が高まっている。弁当やオードブルなどの容器を手掛ける静岡県内のメーカーや販売店には、新たにサービスを始めた飲食店からの注文が相次いでいる。
 折り箱などを製造・販売する芹沢パッケージ(沼津市)は3月中旬以降、県東部の飲食店など100店以上から新規注文を受けた。感染拡大に伴うイベントの中止などで仕出し用の容器が落ち込む中、新たな需要が救いになっている。
 昔ながらのろう引き袋の独特な風合いを生かしてサンドイッチの容器にするなど、中身の料理に応じて最適な容器を提案している。容器に入れた実際の料理の写真をインスタグラムに投稿し、飲食店のPRにも一役買う。
 芹沢明枝社長(70)は「店ごとの個性が出る容器を提案し、地元の飲食店の頑張りを支えたい」と言葉に力を込める。
 包装資材卸売の長谷川包装産業(浜松市南区)も4月下旬から、弁当や丼の樹脂製容器の売り上げが伸びている。50~100個の小口注文が中心。市の休業要請が終了してからも「店内営業と並行してテークアウトを続けたい」と容器を購入する店があるという。
 包装用品専門店のパッケージプラザ静岡南店(静岡市駿河区)は3月から、テークアウト用容器の特設コーナーを店舗入り口付近に設置した。4月は来店者数、売り上げともに、前年同月比で1・5倍程度になったという。瀧千祐店長(25)は「テークアウトを始めた飲食店との新しい縁ができた。コロナが終息しても一定の需要はあると思うので、しっかりと協力していきたい」と話した。

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