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ウナギ稚魚漁を終了 全国、豊漁で漁期途中打ち切り

(2020/4/22 09:40)
シラスウナギ池入れ量
シラスウナギ池入れ量

 養殖に使うニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」が豊漁で、漁期を1カ月残して3月末で国内の漁がすべて終了したことが21日、水産庁への取材で分かった。同庁によると、国内全域が漁期途中で打ち切りになるのは初めて。静岡県は3月24日で終了した。
 豊漁の理由は分かっていないが、2020年漁期(19年12月~20年4月)の国内採捕量は約17トンで過去最低だった前年3・7トンの4・6倍に増えた。本県は前年の3・4倍に当たる1・6トンだった。
 ニホンウナギは絶滅が危惧され、稚魚を採捕者から仕入れて育てる国内養殖業者の池入れ量は上限21・7トンに定められている。20年漁期の池入れ量は3月末で19・9トンと、上限が設けられた15年漁期以降で最多となった。県内養殖業者の池入れ量は全国で4番目に多い2・1トンだった。
 国内の養殖池がほぼいっぱいになったため、水産庁は漁を行っている24都府県に対し、3月31日付で終了を要請した。上限違反や海外への密輸を防ぐのが目的。養殖業者との契約が残っている採捕者は漁の継続が可能だが、実質的に今期漁は終了した。
 池入れ量は国内で捕れた稚魚と、中国など東アジアから輸入した稚魚の総量。同庁によると、今期は海外でも豊漁という。

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