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営業自粛「町補償で決断」 西伊豆、観光施設など休業準備

(2020/4/11 08:25)
休業を通知する看板を設置する従業員=10日午後、西伊豆町堂ケ島の加山雄三ミュージアム
休業を通知する看板を設置する従業員=10日午後、西伊豆町堂ケ島の加山雄三ミュージアム

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため西伊豆町が8日、観光事業者に休業を要請し、11日から5月6日まで営業自粛を求める代わりに町が損失補償する方針を示したことを受けて10日、多くの飲食店やホテルが長期休業の準備に入った。
 「全館休業いたします」-。景勝地の堂ケ島にある加山雄三ミュージアムは10日午後4時半ごろ、臨時休業を知らせる看板を出入り口に掲出した。観光客や従業員の健康と安全を最優先し、5月の大型連休明けまで休業を決めた。磯谷利治支配人は「雇用維持のため、行政の支援がなければ休業の決断はできなかった」と話した。
 「休業補償のおかげで店を閉め、安心して子どもの世話ができる」と話すのは居酒屋経営の海野武志さん(43)。「ここ数日は後ろめたさを感じながらの夜の営業だった」と明かした。
 町は休業要請に応じた事業者に対し、規模によって最大50万円の1次給付金を出す。追って、前年同時期の売り上げ実績などを元に算定した2次給付金を支給する予定。町観光協会や町商工会によると、休業補償の対象は約100事業者あり、その大半が行政の要請に応じる意向を示しているという。
 星野浄晋町長は「行政と民間が力を合わせ、町内での感染拡大を防ぎたい」と訴える。観光ホテル経営者の塩沢一志町観光協会長は「宿泊予約をキャンセルしていただいたお客さまもいる。感染拡大が収束した際は誠意を持っておもてなししたい」と述べた。

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