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静岡銘菓「8の字」製造承継 静パック、販路拡大を推進

(2020/4/1 08:58)
静パックが生産を引き継いだ8の字=静岡市駿河区
静パックが生産を引き継いだ8の字=静岡市駿河区

 ティーバッグ製造の静パック(静岡市駿河区)はこのほど、数字の8の形が特徴の静岡市の銘菓「8の字」を製造するカクゼン桑名屋(同区)の事業を引き継ぎ、生産を開始した。後継者不在で事業承継に課題を抱えていたカクゼン桑名屋から2月に全株式を取得し、販路開拓を進めている。
 「8の字」は戦後から、お茶菓子や土産物として親しまれてきた小麦粉と砂糖、卵が主原料の素朴な焼き菓子。委託加工でティーバッグ商品を手掛ける静パックは、商品の卸先である小売店やお茶屋から「茶と一緒に扱える菓子を」と依頼を受ける機会が多く、2018年から製菓事業にも注力し、自社製菓子のラインアップ拡充を目指していたという。
 中小企業のM&A(企業の合併・買収)を支援するNPO法人「静岡ビジネスサポートセンター」(同市葵区)の助言を受けてカクゼン桑名屋と交渉を進め、事業を引き継ぎ、自社生産ラインを整えた。
 今後は「8の字」を含む製菓をメーンの茶製品と並ぶ新たな事業の柱に据える方針。卸売販売やインターネット通販など販路拡大を進め、製菓事業を全売り上げの2割まで成長させることを目指す。
 静パックの佐野智紀社長は「多くの人に親しまれてきたお菓子を続けたいと思った。販路拡大の可能性も見込み事業継承に踏み切った」と話す。

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