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浅蒸し煎茶の魅力発信 中山間地の茶農家が「連合」発足

(2020/3/28 16:12)
来場者に浅蒸し煎茶をPRする団体メンバーら=3月下旬、川根本町のフォーレなかかわね茶茗舘
来場者に浅蒸し煎茶をPRする団体メンバーら=3月下旬、川根本町のフォーレなかかわね茶茗舘

 川根本町と静岡、浜松、島田市の中山間地の茶農家7軒が4月、濃厚な味わいが特徴の浅蒸し煎茶をPRする団体「静岡山のお茶連合」を発足させる。産地を超えて連携し、県内外での呈茶イベントや商品販売のほか、高品質な茶の製造方法を共有するために互評会なども行い、山間地特有の茶の魅力発信を目指す。
 「需要が低迷気味のリーフ茶でも質が高ければ注目される。若者にも積極的にアプローチしていく」。3月下旬にフォーレなかかわね茶茗舘(同町)で行われたメンバーたちの会合で、団体発起人の高木郷美さん(63)=同町=は発足への思いを力強く語った。この日は同施設を訪れた観光客らに各産地の茶の紹介を行った。初年度は同町を中心に呈茶イベントなどを行い、各メンバーの茶を提供する場も町内に設ける予定だ。
 約3年前からマーケティングアドバイザーなどの指導で消費者を引きつける呈茶サービスの方法を学び、商品のパッケージデザインやのぼり旗の作成などに励んできた。
 浜松市天竜区で春野茶を生産する中小路嘉久さん(68)は「同じ浅蒸しでも産地によって風味は違う。消費者には飲み比べを楽しんでもらいながらおいしさを伝えていきたい」と話す。
 品質向上に向け、日本茶インストラクターや消費者による品評会も実施する。団体の支援に携わってきた町農林課の高畑良成農業振興室長は「まずは名前を売ることが大切。精力的に各地に出向き、活動の幅を広げていってほしい」と期待する。

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