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来日も帰国もできない… 外国人実習生阻むコロナの「壁」

(2020/3/28 08:19)
特定技能に在留資格を移行したグエン・バン・コンさん(左)=2月、浜松市内
特定技能に在留資格を移行したグエン・バン・コンさん(左)=2月、浜松市内

 外国人労働者の受け入れを広げる改正入管難民法の施行から4月で1年。静岡県内でも、法改正で新設された在留資格「特定技能」は周知不足などを背景に伸び悩む一方、外国人材は技能実習生を中心に増加の一途だ。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大による渡航制限で技能実習生が来日できない事態など、新たな課題も生じ始めている。
 「(感染拡大の)影響が長引くと人繰りが苦しいが、実習生なしでの業務は想像できない」―。3月中旬、自動車用のドアミラーを手がける「カヤ精密工業」(焼津市)。国内外で感染終息の兆しが見えない中、榧守(かやもり)正樹工場長は不安を口にした。
 同社は十数年来、中国人技能実習生を迎え、現在も10人が働く。しかし、実技試験のため3月に来日予定だった元実習生は新型コロナの影響で入国が延期に。5、6月にも計6人を迎える計画だが、先行きは見えない。昨年から勤務する肖麗さん(37)は空路の運休で「5月の連休中の一時帰国は諦めた」と肩を落とす。

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