静岡新聞NEWS

静岡市内ホテル建設続々 公示地価、商業地で好調

(2020/3/19 11:50)
開業準備が進む「ホテルオーレイン静岡」付近=18日午後、静岡市葵区(写真の一部を加工しています)
開業準備が進む「ホテルオーレイン静岡」付近=18日午後、静岡市葵区(写真の一部を加工しています)

 国土交通省が18日発表した2020年1月1日時点の公示地価は、ホテル建設や再開発が堅調な静岡、浜松の両政令市などを中心に、商業地の対前年変動率が12年ぶりに上昇に転じた。JR静岡駅周辺はビジネスホテルなどの開業予定がめじろ押しの状態だが、新型コロナウイルス感染拡大が今後の不安材料になっている。
 アミューズメント事業などを手掛ける新日邦(藤枝市)は6月中にも、JR静岡駅北口から徒歩10分の通称昭和通り沿いに「ホテルオーレイン静岡」をオープンする。地上14階305客室。担当者は「ビジネスからファミリーの観光まで多様な客層がターゲット」と話す。
 静岡市中心市街地ではこのほか観光やビジネス需要を見込み、不動産開発のCSAトラベル(静岡市)が複数の空き店舗を活用した分散型ホテルを3月中に開業し、あいネットグループ(静岡市)も今秋、新装したホテルを駅南口にオープン予定。呉竹荘(浜松市)やビジネスホテル大手の東横イン(東京)、アパグループ(同)などの進出も進み、同市中心市街地の調査地点の公示地価は開業予定のホテル周辺を中心に上昇基調が際だった。
 県と県観光協会の調査では、県内宿泊施設の1~4月のキャンセルは計約49万人。市内不動産会社の幹部は「(感染拡大の終息時期が)長引けば、企業投資や消費者の購買意欲に影が差しかねない」と一転した需要状況に表情を曇らせる。
 日本不動産研究所の鈴木隆史静岡支所長は「新型コロナの感染拡大が今後、雇用や所得の悪化などにつながれば地価への影響も出かねない。テレワーク普及に伴う地方回帰や物流需要の高まりなどの好材料も含め多角的に推移を見る必要がある」と強調する。

静岡経済の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿