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スズキ、15日に創立100年 鈴木会長、インドさらに開拓強調

(2020/3/14 11:45)
次の100年を見据えた成長戦略について語る鈴木修スズキ会長=3月上旬、浜松市南区のスズキ本社
次の100年を見据えた成長戦略について語る鈴木修スズキ会長=3月上旬、浜松市南区のスズキ本社

 スズキは15日、1920年の創立から100年を迎える。織機から二輪、四輪メーカーに転換し数々のヒット車を送り出し、インド市場など国内外の市場も開拓して小型車の雄として飛躍を続ける。鈴木修会長は同日までの取材に「次の100年も車そのものは残る。生き残るために社会の変化に順応し、時代を先取りしていく」と述べ、電気自動車(EV)や自動運転技術など次世代技術の開発に注力していくとともに、成長市場のインドでさらなる需要開拓を進める考えを強調した。
 2018年からインドで50台規模の走行実験を続ける新型EVについて、現地のインフラ整備の進展状況を見ながら、市場投入を目指し開発を急ぐとした。次世代技術関連では、19年に資本提携したトヨタ自動車との間で技術者の相互交流が進む。鈴木会長は「先生と生徒の関係ではなく、ギブアンドテイクの関係で協力し合う」と小型車開発で長年培った強みを生かして連携効果を高めていくとした。今後の自動運転技術の研究開発には200億円程度の資金を確保済みで、トヨタとの早期協業に意欲を示した。
 今後は相良工場(牧之原市)を拡張し、国内での次世代技術の研究機能強化も目指す。
 現在シェア5割を占めるインド市場の開拓では、10年後の2030年もシェアトップを堅持する構え。現在同国内で約3千店ある販売店網を、将来的に約3倍の9千店態勢に拡充する販売強化戦略を掲げ、郊外や商用車向けの出店にも力を入れるとした。
 生産体制についても、今年7月をめどにグジャラート州の第3工場を稼働させる方針で、拡大が見込まれる同国市場で一層の供給能力強化に努める。東芝などとの合弁会社で同国内に建設したリチウムイオン電池工場も生産開始に向け準備を進めている。

 <メモ>スズキ 1920年3月創立。本社は浜松市南区高塚町。四輪、二輪、船外機などを製造。国内工場は湖西、磐田、相良、大須賀、浜松の県内5カ所で、国内従業員数は本社など含め約1万5000人。海外では18カ国・地域で生産。2019年3月期の連結売上高は3兆8715億円。

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