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富士山保全と活用方法探る サンフロント21懇話会分科会

(2020/2/19 10:20)
世界遺産富士山の活用方法を探ったサンフロント21懇話会の富士山地区分科会=18日午後、富士宮市の世界遺産センター
世界遺産富士山の活用方法を探ったサンフロント21懇話会の富士山地区分科会=18日午後、富士宮市の世界遺産センター

 静岡県東部地域の活性化策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」は18日、富士宮市の静岡県富士山世界遺産センターで富士山地区分科会を開いた。世界遺産登録から6年が経過した富士山について、後世に受け継ぐための保全策や今後の活用方法を探った。
 日本人初の国際山岳医で、富士宮口8合目にある夏季限定診療所の富士山衛生センターに勤務する大城和恵医師が基調講演した。近年、徴収した入山料を登山者教育などに充てている欧州の現状を紹介し「富士山も(入山料で)登山者教育をリードする存在になってほしい」と訴えた。
 パネル討論は「富士山の安全、世界遺産の保護、そして観光のこれから」をテーマに意見を交わした。富士山観光交流ビューローの土屋俊夫専務理事は観光誘致の現状を「路線バスの最終便の時刻が早く、観光客を目的地に案内しにくい」と指摘。富士宮市立郷土資料館の渡井一信館長は「市内の構成資産の中には観光客にほとんど知られていない場所もある」と述べ、地域活性化と構成資産保護の両立の難しさを挙げた。富士山富士宮口ガイド組合の水本俊輔組合長は、富士山世界文化遺産協議会の専門委が入山料の徴収を義務化する方針を示したことに対し「目的を明確に示す必要がある」と注文した。
 冒頭、主催者を代表して静岡新聞社の谷川治常務と同懇話会の岩崎清悟副代表幹事があいさつした。約100人が講演や討論に耳を傾けた。

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