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19年春卒の大学生、静岡県内就職は半数 Uターン横ばい38%

(2020/1/22 17:00)
2019年春卒、県内出身大学生Uターン状況
2019年春卒、県内出身大学生Uターン状況

 静岡県内の経済団体、大学などで組織するしずおか産学就職連絡会が22日までにまとめた2019年春卒大学生の就職推計によると、県外大学の進学者が県内に戻って就職したUターン率は18年春卒生と同水準の38%だった。県内進学者が卒業後にそのまま県内で就職した割合は2ポイント低下の80%。大学進学者全体の地元就職率は51%で、約半数が就職後は県外に流出していたことが分かった。
 文部科学省の学校基本調査や県の資料などを基に、15年春に県内高校から大学に進学した1万7450人の進路状況を分析した。県外進学者のUターン率は同連絡会が調査を始めた16年春卒生(41%)以降マイナスが続いていたが、初めて横ばいになった。同連絡会は「県や市町による地元回帰支援の強化や、大手一部の大量採用見直しの動きなどがUターン横ばいにつながったとみられる」と分析した一方で、「首都圏企業の採用意欲は依然旺盛。県内学生も含め、大学進学者の県外流出は依然深刻な状況」と指摘する。
 推計によると、大学進学時点の県外大学への流出は72%。このうち約6割が東京都や神奈川県など1都3県の首都圏の大学に進学していた。首都圏のUターン率は前年と同水準の32%、首都圏以外は2ポイントプラスの48%と差が開いた。
 現在の大学3年生にあたる21年春卒生からは、経団連が定める採用ルールが廃止される。静岡就職支援財団の鈴木寿彦事務局長は「政府主導に移るが20年春以降はさらに採用の早期化が見込まれ、地方企業には不利な状況といえる。企業が県外学生とどう接点を持つか、実態に即した対応が求められる」と話す。

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